1979-12-01から1ヶ月間の記事一覧

柳生新次郎・幻界行について

ふと思い立って、戦国時代の武士が異世界で大暴れする活劇ものでも書こうと思ってでっち上げたもの。割と続きは書きたいしネタもあるのだけれど、あんまり時間がないのでひとまず安置。他の作品と随分被ってるし。 設定だけ書いておくと、主人公は柳生新次郎…

柳生新次郎・幻界行(1)

草原を風が吹き渡る。 見渡す限り一面に丈の高い草が生い茂り、その草色の海をただひたすらに続く街道。すれ違う者とて希な交易路を、一人の男がのんびりと馬の背に揺られていた。その馬の足下を一頭の犬と思しき影が付き従う。 その向かう先は西。馬は恐ろ…