1988-12-25から1日間の記事一覧

レスギンの獅子(5)

家令はマルクとラドビクに続きの客間をあてがった。二人は荷物を運び入れて貰うと、普段着に戻って早速砦の中を見て回ることにした。もっともラドビクは、数刻を経ないうちにたちまち飽きてしまった。 「ラドビク、この砦を守備するとしたら兵が何人必要だと…